朝、車に乗ろうとしたら…
「エンジンがかからない」「ライトもつかない」
こんなトラブルに突然見舞われたことはありませんか?
その原因の多くが「バッテリー上がり」です。
この記事では、車の知識があまりない方や、初めての方でもわかるように、バッテリー上がりとは何か、どうして起きるのか、どうやって直すのかを丁寧に解説します。
- 0.1. バッテリー上がりって何?
- 0.2. バッテリーが上がる原因とは?
- 0.2.1. ● ライトの消し忘れ
- 0.2.2. ● 長期間車に乗っていない
- 0.2.3. ● エアコンやナビの使いすぎ
- 0.2.4. ● バッテリーの寿命
- 0.3. バッテリーが上がった時の対処法
- 0.3.1. ① ジャンプスタート(救援車を使う方法)
- 0.3.2. ② ジャンプスターターを使う
- 0.3.3. ③ ロードサービスに連絡する
- 0.4. バッテリー上がりを防ぐには?
- 0.5. よくある質問(Q&A)
- 0.5.1. Q:バッテリーが上がったら押しがけできるの?
- 0.5.2. Q:エンジンがかかった後、どれくらい走れば充電される?
- 0.5.3. Q:冬にバッテリーが上がりやすいのはなぜ?
- 0.6. まとめ:バッテリー上がりは予防と対策で安心!
バッテリー上がりって何?
車の「バッテリー」は、スマホでいう“充電池”のようなもので、車を動かすために必要な電気をためている部品です。
このバッテリーが空っぽになってしまうことを「バッテリー上がり」といいます。
バッテリーが上がると、次のようなことが起こります。
- エンジンがかからない(セルモーターが回らない)
- ヘッドライトや室内灯がつかない
- パワーウィンドウやカーナビが動かない
つまり、「車が完全に動かなくなる」こともある、困ったトラブルです。
バッテリーが上がる原因とは?
● ライトの消し忘れ
夜にライトをつけたまま駐車して、朝にはバッテリーが空っぽに…。
● 長期間車に乗っていない
車を動かさない期間が長いと、自然にバッテリーの電気が減っていきます。
● エアコンやナビの使いすぎ
エンジンをかけずに電装品だけ使っていると、電気がどんどん減ってしまいます。
● バッテリーの寿命
バッテリーは通常2〜4年が寿命。古くなると自然に上がりやすくなります。
バッテリーが上がった時の対処法
① ジャンプスタート(救援車を使う方法)
バッテリーが正常な車と自分の車をケーブルでつなぎ、一時的に電気をもらってエンジンをかける方法です。
【必要なもの】
・ブースターケーブル(カー用品店で販売)
・助けてくれる車(近所の人、家族、業者など)
※つなぐ順番や手順を間違えると危険なので、説明書をよく読みながら行いましょう。不安な場合は専門業者に任せるのが安心です。
② ジャンプスターターを使う
最近はモバイルバッテリーのような「ジャンプスターター」が販売されていて、自分一人でもエンジンをかけることができます。
● 小型でカバンに入るサイズ
● スマホの充電にも使えるタイプもあり
● 女性でも扱いやすい
1台あると、いざという時に安心です。
③ ロードサービスに連絡する
JAFや任意保険の付帯サービス、または地域の自動車整備会社など、プロに任せるのが確実で安心です。
現場まで来てくれて、その場でエンジンをかけてくれます。
バッテリー上がりを防ぐには?
- 車に乗らない期間も、週1回はエンジンをかける
- ライトの消し忘れに注意する
- エンジンを切った状態でエアコンやオーディオを使わない
- 2年以上使っているバッテリーは点検・交換を検討する
よくある質問(Q&A)
Q:バッテリーが上がったら押しがけできるの?
A:マニュアル車なら可能ですが、オートマ車ではできません。危険ですので避けましょう。
Q:エンジンがかかった後、どれくらい走れば充電される?
A:30分〜1時間程度の走行である程度は充電されます。ただし、古いバッテリーは交換を検討しましょう。
Q:冬にバッテリーが上がりやすいのはなぜ?
A:気温が低いと、バッテリーの性能が下がりやすくなるためです。特に朝の冷え込みには注意しましょう。
まとめ:バッテリー上がりは予防と対策で安心!
バッテリー上がりは、車を持っている誰にでも起こり得るトラブルですが、原因と対処法を知っておけば慌てる必要はありません。
- ルームランプやヘッドライトの消し忘れに注意する
- こまめに車を動かす
- ジャンプスターターを備えておく
- 定期点検・交換で予防する
これだけでもバッテリー上がりのリスクは大きく減ります。
万が一のときは、無理をせずプロに依頼するのが安心です。